見込み客を惹きつける! ホワイトペーパーのタイトルの付け方【すぐ流用できる例文付き】

「ホワイトペーパーを作ってみたけど、なかなかダウンロードされない」
「そもそも、どんなタイトルを付ければよいのかわからない」

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

ホワイトペーパーはBtoBマーケティングにおける効果的なリード獲得ツールです。しかし、どんなに中身が優れていても、タイトルで読み手の関心を引けなければ、資料が読まれることもダウンロードされることもありません。

本記事では、リードレが500本以上のホワイトペーパー制作を支援してきたノウハウをもとに、見込み客の行動を引き出すタイトルの「型」と「実例」を体系的に解説します。

実際に成果につながった10のタイトル例とともに、どのような構造で設計すればよいのか、再現性のあるポイントをご紹介します。自社のホワイトペーパーにすぐに応用できる内容ですので、これから作成される方も、既存資料の改善を検討されている方も、ぜひ参考にしてください。

目次

ホワイトペーパーにおけるタイトルの重要性

多くの方が、映画や本、Web記事について、タイトルで観るかどうか・読むかどうかを判断しているはずです。

同様に、ホワイトペーパーにおいても、タイトルは「読まれるかどうか・クリックされるかどうか」を左右する最大の分岐点です。

「読む・読まない」は第一印象で決まる

人は情報を目にした瞬間、無意識に「自分に関係があるか」「読む価値があるか」を判断しています。特にWeb上では、その判断にかける時間はわずか数秒と言われています。その数秒の中で、タイトルはユーザーの判断を左右する最初の要素となります。

BtoBでは感情よりも合理性・課題解決の視点が求められる

「タイトルが重要」と聞いて、映画やドラマのキャッチコピーのような、感情的なテキストを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、BtoB領域では、「役に立ちそうか」「自社の課題解決に直結しそうか」といった合理性の観点が重視されます。そのため、「何がわかるのか」「誰に向けた内容なのか」が明確なタイトルが有効です。

SEO流入・外部配布・営業活用、すべてにおける重要接点

タイトルは検索エンジンにおいても重要な評価要素であり、キーワード選定によってはSEO流入の起点にもなります。また、外部メディアでの掲載や営業資料として活用される場合でも、タイトルのわかりやすさがリード獲得の成否を分けます。

このように、ホワイトペーパーのタイトルは単なる「表題」ではなく、「マーケティングと営業をつなぐ戦略的な武器」として設計することが重要です。

効果的なタイトル付けの「3つの型」と、その活用法

様々な表現方法がある中で、新たなホワイトペーパーを制作するたびに効果的なタイトルを熟考していたのでは、完成までにかかる時間が読みにくくなってしまいます。

そこでここでは、成果につながりやすいタイトル付けの「3つの型」を紹介します。

①課題提起型 「〜に悩んでいませんか?」

ターゲットが抱える課題を直接問いかけるスタイルです。とくに「今まさに課題を自覚している検討層」に対して有効で、共感を呼びやすく、クリック率向上にもつながります。

活用ポイント

  • 業務上の“あるある”を盛り込み、読者に「これは自分のことだ」と感じさせる
  • タイトルの中に、原因と課題をセットで提示すると効果的

活用例

  • 【その採用活動、時代に合っていますか?】Z世代の採用がうまくいかない理由と見直すべき制度設計
  • 【営業成果が頭打ち…その原因は「提案資料」に?】業組織が抱える3つの構造的課題とその処方箋

②メリット提示型 「〇〇を実現する方法」

読者が得られるメリットや解決策を端的に伝えるスタイルです。検索意図と一致しやすく、SEO対策にも効果的な型です。ハウツーや手順を知りたい読者に響き、導入検討のきっかけになります。

活用ポイント

  • 「方法」「ポイント」「成功の秘訣」など、ノウハウ系キーワードとの相性が良い
  • 数字や比較表現を加えることで、導入ハードルを下げやすくなる

活用ポイント

  • 「方法」「ポイント」「成功の秘訣」など、ノウハウ系キーワードとの相性が良い
  • 数字や比較表現を加えることで、導入ハードルを下げやすくなる

活用例

  • 【制度設計で終わらせない。現場に浸透させるためのノウハウを公開】人事制度の導入効果を最大化するための5つの工夫
  • 【「わかりづらい」「響かない」を脱却!提案書を武器に変える実践法】営業効率を2倍にする提案資料の作り方と活用ステップ

③データ・実績訴求型 「〜の調査・事例から見る」

客観性や信頼性を重視する層に効果的なスタイルです。とくに経営層や情報システム部門など、数字や裏付けを求める層へのアプローチに向いています

活用法

  • 「調査」「事例」「統計」などのワードを盛り込むことで、内容の信頼性を担保できる
  • ダウンロード後に資料として社内共有されることを想定し、タイトルに説得力を持たせると効果的

活用例

  • 【導入企業5社の比較でわかった、成功する評価制度に共通するポイント】人事評価制度の導入プロセスと成果分析
  • 【DX導入で残業40%減。現場主導の改善ストーリーを紹介】中堅企業のDX成功事例に見る、業務改善の鍵

すぐ流用できる! ホワイトペーパーのタイトル例10選

ここまで紹介した型を踏まえ、すぐに流用できるホワイトペーパーのタイトル例を紹介します。自社商材に合わせて活用してみてください。

タイトル例
課題提起型【その教育、効果測れていますか?】人材育成が空回りしないKPI設計と運用のコツ
【見込み客はなぜ”動かない”?】失注理由を活用したマーケ施策改善の方法
【「セキュリティが不安」で止まる導入提案】情シスが納得するSaaSの説明資料とは?
メリット提示型【属人化した営業活動をチーム戦へ】ナレッジ共有を仕組み化する業務改善の進め方
【「なんとなく」導入していませんか?】バックオフィスSaaSの選定を成功に導く3つの視点
【意外とできていない!】“使われる”マニュアルの作り方と運用術
データ・実績訴求型【エンジニア採用の競争を勝ち抜くには?】年間◯◯件の成功事例から見えた最新トレンド
【BCP対策、今こそ見直しのタイミング】情報システム部門の分散化戦略と導入実例
【知らないと損する補助金活用術】コスト負担を抑えて導入を実現した5社の共通点
【マーケターの8割が知らない!】資料ひとつで商談化率が変わる3つの理由

ホワイトペーパー設計において本当に大切なこと

ここまで紹介したとおり、ホワイトペーパーを制作する上で、タイトルはホワイトペーパーを「読む・読まない」の判断を分ける重要な要素です。しかし、タイトルだけがよくても、資料の中身がそれに沿っていなければ、リード獲得や商談化にはつながりません

ターゲットの関心や課題に即したタイトルをつけたら、そのまま一貫した構成やストーリーを資料内にも落とし込む必要があります。

リードレでは、こうした「タイトル→内容→CTA」まで一貫性を持って設計するホワイトペーパー制作を支援しています。

ホワイトペーパーを活用したマーケティングを進めるにあたり、設計や制作に課題を感じた方は、ぜひ下記よりお気軽にご相談ください。

また、これから自社でホワイトペーパーを制作しようと検討している方は、下記の無料テンプレートもご活用ください。

この記事を書いた人

出版社から業界団体という、異色のキャリアを経てBtoBマーケターに転身。IT・メディアから製造業・サービス業まで、多岐にわたるコンテンツ制作経験で得た知見を基に、細部まで一貫性を持った提案・支援を行う。

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