2019-01-29
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導入事例の制作をスムーズに進めるために押さえるべき8つのポイント
コーポレートサイトやサービスサイトにアクセスした見込み顧客を惹きつけ、確実にコンバージョンへと誘導するための一手として導入事例を制作する企業が増えています。
そして、多くの場合、導入事例の制作で生じる取材、撮影、記事作成といった作業を外部の制作会社に外注することが珍しくありません。
そこで、本コラムでは導入事例の制作を外注する場合に押さえるべきポイントを紹介します。
導入事例の制作で必要となる作業
まずは、導入事例の制作で必要となる作業を確認しましょう。
その1.取材先のリストアップと交渉
導入事例の制作にあたっては、まず取材先を選定しなければなりません。
営業部門と連携して、協力をしてくれそうな取引先をリストアップし、取材交渉を行いましょう。
その際、取材の趣旨や掲載先、導入事例の用途などを明記した依頼文を用いて交渉を行うと、認識のすり合わせがズムーズに進みます。
その2.取材日時の確定
交渉の結果、取材先が決定したら、具体的な取材日時を決めましょう。
あくまでも善意で協力してもらうわけですから、取材先の決算期や繁忙期などにも配慮をして決める必要があります。
また、導入事例の制作を外注する場合には、外注先の都合も把握した上で取材日時を決めなければなりません。
その3.取材要綱の作成・送付
取材に備えて、取材要綱を作成しましょう。
下記のように、単に質問項目を並べるだけではなく、回答例も添えることで、取材先のインタビュイーは質問に答えやすくなります。
また、こちらが望む内容を回答例として記載しておけば、期待した回答を得やすくなり、目論見通りの事例を作り上げることができるでしょう。
Q1:リードレを知ったきっかけは何ですか?
・ウェブ検索で知った
・ネクストアド社員が実名掲載している第三者媒体のコンテンツを見た
・取引先企業に紹介された
など
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インタビューをつつがなく進めるためにも、遅くとも取材要綱はインタビューの3日前までには取材先に送付しておくことをおすすめします。
その4.インタビュー
インタビューは、取材要綱に添いつつ、必要に応じて質問を追加しながらインタビュイーから本音を引き出していきましょう。
導入事例インタビューのポイントについては、こちらをご覧ください!
その5.カメラ撮影
インタビュー当日は、ダウンロード資料やウェブサイトに掲載するインタビュイーや取材先建物の外観などを撮影しましょう。
その6.ライティング
インタビュー後は、いよいよライティングに着手します。
インタビュイーから聞き出した本音を活かしつつ、読者が理解しやすいようにまとめることが大切です。
その7.デザイン
ダウンロード資料化する場合には、PowerPointやIllustratorで作成したデザインにテキストを流し込む作業も発生します。
あらかじめデザインのテンプレートを作成しておけば、複数の事例を作成する場合にも短期間で量産できるでしょう。
導入事例の制作を外注する際に押さえるべきポイント
つづいて、導入事例の制作を外注する際に押さえるべきポイントを、外注する作業別に解説します。
インタビュー・ライティングを外注する場合
ポイント1:対象商材や事例企業の属する業界に明るい外注先を手配する
”餅は餅屋”は、導入事例の制作にも当てはまります。
やはり、対象商材や事例企業の属する業界に明るいインタビュアーやライターにお願いした方が、インタビュー時に話が弾んでインタビュイーから本音を引き出しやすくなります。
その結果、導入事例そのものもより中身の濃いものになる確率が高まります。
ポイント2:あらかじめ構成を固めておく
導入事例インタビュー5つのポイントでも触れている通り、導入事例の制作にあたっては事前に構成を固めておくことが重要です。
特に、インタビューやライティングを外注する場合には、外注先に対して事前に構成を伝えておかないと、他の事例と重複する内容になってしまったり、本来訴求したいと思っていたところとは別の部分にスポットが当たったインタビューや導入事例となってしまう可能性があるからです。
ポイント3:提案資料や取材要綱などを事前に共有しておく
インタビューやライティングを外注する場合には、商材や実際のインタビューに関連する下記のような資料を事前に外注先に共有しておきましょう。
これらを共有しておくことで、インタビュアーやライターは、貴社や取材先、対象商材への理解を深めた上でインタビューやライティングに臨むことができるからです。
・自社のコーポレートサイトや対象商材のサービスサイトのURL
・取材先のコーポレートサイトやサービスサイトのURL
・担当営業にヒアリングした内容(導入前の課題や選定内容、成果など)
デザインを外注する場合
ポイント4:具体的なイメージを共有する
「思っていたのと全然違うデザインの導入事例になってしまった…」
導入事例をダウンロード資料化するためにデザインを外注した企業の一部からは、このような声も漏れ聞こえてきます。
このような事態を防ぐためには、どのようなデザインに仕上げてもらいたいのかを、できる限り明確に外注先へ伝えることが大切です。
ホワイトペーパーやサービス資料など、他の既存資料とテイストを合わせる場合には、それらをデザインイメージとして共有するのが良いでしょう。
また、Pinterestなどで「これだ!」と思うデザインを検索し、それを外注先に共有するという方法もあります。
ポイント5:ロゴや写真といった必要な素材をあらかじめ準備しておく
導入事例をダウンロード資料化する場合、テキストの周辺に下記の素材を掲載するのが一般的です。
・自社・取引先のロゴ
・取引先オフィスの外観写真
・商材写真
・業務風景の写真
etc
必要な素材の調達に時間を要してしまうと、デザイン完成に時間を要してしまいます。
また、外注先との調整の手間も増えてしまいます。
そのため、外注先がデザイン制作に着手する前に、あらかじめ必要だと思われる素材を準備しておきましょう。
ポイント6:納品形式について、認識のズレがないようにする
単にデザインを作成すると言っても、IllustratorやPowerPoint、Photoshop、Adobe XDなど様々なツールが存在します。
そのため、あらかじめ外注先との間で納品形式についてすり合わせをしておきましょう。
事前にすり合わせをしておけば、「この形式だとうちの会社の端末じゃ開けない」「『この形式の入稿には対応していない』と印刷会社に言われた」といったトラブルを防ぐことができます。
カメラ撮影を外注する場合
ポイント7:必要な構図を共有する
特に、複数の導入事例を制作する場合には、導入事例間でインタビュー写真の構図や表情などを統一しておいた方が、会社やサービス、サイトとしての一貫性を保つことができます。
そのため、「正面からのショットが良い」「少し煽り気味で横から」「できれば笑顔で」といった形で必要な構図を共有しておきましょう。
ポイント8:インタビューの希望を伝えておく
インタビューを行う会議室やフリースペースがあまりに狭いと、カメラマンが自由に動き回ることができず、必要な構図の写真を収めることができない可能性があります。
また、室内が暗かったり、壁面に額などが多数飾られていたりすると、撮影に適したポジションが限られたり、撮影後の画像処理にかなりの時間を要してしまう可能性があります。
そのため、取材先に対して、失礼にならない範囲でインタビュー会場の希望についても伝えておくことをおすすめします。
導入事例の制作はリードレにお任せ!
今回ご紹介したポイントを押さえていただくことで、ライティングやデザインなどを外注した場合でも、思い通りの導入事例を仕上げることができるでしょう。
そして、リードレではSATORI様をはじめ、数多くの企業様の導入事例制作をお引き受けしてきました。
取材要綱の作成からインタビュー、ライティング、カメラ撮影、デザインまで、導入事例制作を一括してお任せいただけます。
導入事例制作をお考えの方は、ぜひ下記のサービスガイドをご一読ください。