2019-01-21
Chatwork様導入事例
業種: Chatworkの開発運営
広くビジネスチャットそのものについて正しく理解していただくための啓蒙につながるコンテンツを制作したい。
Chatwork株式会社
Chatwork株式会社
ソリューション&マーケティング本部
(向かって左)越ヶ谷 泰行 氏
(向かって右)藤井 香苗 氏
ビジネスチャットについての正しい理解を広げることが課題
人口減少が進み、労働力の不足が予測されている日本。
生産性の向上は、あらゆる企業にとって喫緊の課題といっても過言ではない。
そして、日々の業務連絡や会議などのコミュニケーションを飛躍的に効率化することで、生産性の向上に大きく貢献するのがビジネスコミュニケーションツールであるChatworkだ。
2000年にサービスを開始したChatworkは、すでに18万9,000社に導入されている。
「現在、あえてChatworkにとっての最大の競合製品を挙げるとすれば、それはメールです。
今なお、ビジネスコミュニケーションの中心はメールです。
そんなメールをChatworkのようなビジネスチャットに切り替えることで、どれだけ業務が効率化し、生産性が向上するかを、もっと多くの方に知っていただく必要があると考えています。
また、チャットに対しては『プライベートで使うもの』『セキュリティに問題がある』といったイメージを抱いている方も少なくありません。
そこで、まずはChatworkだけではなく、広くビジネスチャットそのものについて正しく理解していただくための啓蒙が必要だと考えています」(藤井氏)
企画段階から積極的に関わり、丁寧に制作を進める姿勢に好感
そんな同社では、おもに展示会やセミナーといったイベントでChatworkを紹介し、新規リードを獲得してきた。
一方で、社内リソースとの兼ね合いもあり、コンテンツマーケティングの取り組みは限定的。
しかし、前述したビジネスチャットの啓蒙や、獲得したリードのナーチャリング(育成)を強化するために、2018年からコンテンツマーケティングに注力する方針となった。
「これまでも、自社サイトにはダウンロードコンテンツとしてサービス資料や調査資料などを設置していました。
しかし、コンテンツを起点としてビジネスチャットの価値を発信し、新規リードを獲得・ナーチャリングしていくには、このような汎用的な資料だけでは不十分です。
ターゲット層やテーマを細分化した、より訴求力のあるコンテンツが必要だと考えました。
とはいえ、当社はマーケティングを担当するメンバーが限られているため、すべてのコンテンツを内製することは難しい状況でした。
そこで、コンテンツ制作の一部をアウトソーシングし、プロの方の知見をお借りしながら、コンテンツを増やしていくことにしたのです」(藤井氏)
そこで、ビジネスパーソン向けのWeb媒体に掲載するホワイトペーパー制作をきっかけに接点を持っていたネクストアドに、様々なコンテンツのうち、自社サイトに掲載するホワイトペーパーの制作を依頼することにした。
「私たちが企画したものをそのままコンテンツ化するのではなく、企画案の検討から積極的に関わってくださり、様々なアイデアを提案していただけたのはとてもありがたかったですね。
当社の課題や考えを十分理解いただいたうえで制作を進めていただいたので、齟齬が少なく、ディレクションの手間もかかりませんでした」(越ヶ谷氏)
そして、実際にコンテンツ制作を進めるなかで、他の制作会社との違いを感じたそうだ。
「他の制作会社さんでは、企画が決定した後、最初に納品されるものが完成版ということもあり、想定とのズレが生じていると感じつつ、すでに形になってしまっているので大幅な修正を相談しづらいということもありました。
その点、ネクストアドさんは、企画が決定した後は、まずテキストベースで大まかな構成をまとめてくださり、十分にすり合わせをした後にデザインに落とし込んでいただけたので安心感がありましたね。
また、担当されている方自身がChatworkを日常業務で活用いただいているので、私たちにはないユーザー視点で企画を考え、制作いただけたのもありがたかったです」(藤井氏)
制作のやりとりにはもちろんChatworkを活用。
メールと違い、気軽にやり取りできるので、コミュニケーションを密にしながらスムーズに制作を進めることができた。
定期メルマガ経由でのダウンロード数が約3倍に増加!
今回、Chatworkではネクストアドに計4本のホワイトペーパー制作を依頼した。
「利用のポイント」「組織利用のメリットや実践にむけたステップ」「業務効率化の成功事例」「ビジネスチャットに関する誤解」など、テーマは様々だ。
これらのホワイトペーパーは、公式サイトに設置され、検索流入した潜在リードを実名化するCTA(Call To Action)として機能している。
さらに、ナーチャリングコンテンツとしても活用され、すでに顕著な成果が生まれているそうだ。
「2018年に入り、既存ユーザー向けに配信する定期メルマガにダウンロード資料の案内(ダウンロードページのURLの記載)をするようにしました。
当初は既存の汎用的な資料の案内を掲載しましたが、それをネクストアドさんに制作いただいたホワイトペーパーに変更した途端、ダウンロード数が急増しました。
最大で、約3倍増えましたね。
また、単にダウンロード数が増えたというだけではなく、ナーチャリングコンテンツとしても優秀で、特に『ビジネスチャットに関する誤解』については、営業担当から『同じような誤解を持っているお客様が多いので、Chatworkを正しく理解していただくことにつながっている』といった声があがっています」(越ヶ谷氏)
さらに細分化したコンテンツで質の良いリードの獲得を目指す
ビジネスチャットの啓蒙と、新規リードの獲得・ナーチャリングに向けた基本的なホワイトペーパーを揃えることができたChatwork。
今後は、さらに質の良いリードを獲得するため、ホワイトペーパーを含むコンテンツを、よりターゲットを細分化して制作する予定だという。
「メルマガ配信でとても良い成果が出たので、成功パターンが見つかりました。
今後はこの成功パターンをベースに、Chatworkと特に相性の良いと思われる業界や用途などを洗い出して、コンテンツのバリエーションを増やしていきたいですね」(藤井氏)
「当社が制作会社に求めるのは、当社の考えやサービスについて深く理解いただいたうえで、第三者の視点の提案もいただき、訴求力のあるコンテンツをつくる表現力やスキルを持っていること。
ネクストアドはまさにそのような要件を満たした制作会社で、これからも当社の良きパートナーとして、大いに期待しています」(越ヶ谷氏)
働き方改革を支援し、業務の効率化を進めるため、メール、電話、会議に変わるビジネスコミュニケーションツール「Chatwork」を開発・提供。現在、18万9,000社に導入されている(2018年8月末日時点)。バックオフィス業務全般のオンラインアシスタント、助成金申請サポート、電話代行などの関連サービスも展開している。