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マーケティングオートメーション
【2020年最新】MAツール国内導入数トップ10を比較!
このコラムでは、マーケティングオートメーション(以下 MA)ツールでできることや導入効果、国内導入数トップ10にランクインしているMAツールの特長や料金などを比較していきます。 MAツール導入を検討中の方は、ぜひご一読ください。 (このコラムでわかること) ・MAツールの主要機能 ・MAツールの導入効果 ・国内導入数が多いMAツールの特長/料金 MAツールでできること 見込み客育成の効率化 メール自動配信 獲得した見込み客に対してメールを自動配信することができます。 「資料ダウンロードのお礼」→「お役立ち資料のご案内」→「成功事例の紹介」 このような「ステップメール」 も、手間なく簡単に配信できるようになります。 シナリオ設計 「見込み客がサイトを再訪したらメールを配信する」 「メールを開封したが反応のない見込み客に別のメールを配信する」 このような形で、それぞれの見込み客にあわせたアクションを自動的に実行 することができます。 見込み客管理の効率化 データベースによる見込み客管理 獲得した見込み客の情報をデータベース化して管理することで、見込み客の属性やウェブ上での行動を可視化 することができます。 SFA(営業支援)やCRM(顧客管理)といったツールと連携して社内にある見込み客の情報を一元化 することも可能です。 見込み客選別の効率化 スコアリング機能 あらかじめ見込み客のアクションに対してスコアを設定しておくことで、属性やサイト訪問履歴といった情報をもとに見込み客の確度を数値化 できます。 その結果、優先的に接触すべき人物を効率的に抽出できるようになります。 見込み客獲得の効率化 フォーム設置 MAツールを活用することで、誰でも簡単にウェブサイト上にフォームを設置して見込み客獲得を促進 することができます。 また、閲覧者の属性に合わせて最適なフォームやコンテンツを表示することも可能です。 広告連携 ディスプレイ広告やリスティング広告のほか、FacebookなどのSNS広告と連携することができます。 たとえばSNS広告と連携して、自社サイトの特定のページを訪問した人にだけ広告を表示させる といったことができるMAツールもあります。 MAツールの導入効果 見込み客情報の一元化 Excelによる見込み客管理では、その数が増えるにつれて管理・更新が煩雑になったり、他部門との情報共有が適切に行えなかったりといった課題が生じがちです。 一方、MAツールを導入してSFA ツールやCRMツールと連携することで、見込み客情報を一元化できるので、管理・更新や情報共有といった作業を効率化 することができます。 営業生産性の向上 従来のマーケティング活動では、見込み客を一つの集団として捉えてアプローチするマス・マーケティングが主流となっていました。 一方で、MAツールを導入してデータベースやスコアリング機能を活用することで、見込み客が求めているニーズを個別に把握することができるようになります。 そのため、見込み客一人ひとりに合わせたマーケティングが可能 となり、結果として営業生産性の向上にもつながるでしょう。 国内における各MAツールのシェア 2019年にDataSignが行った調査(※1)によると、国内で利用されているMAツールとしては「Pardot」が最も多く20.93% 。次いで「BowNow」が13.51% 、「Marketo」が12.64% となっています。 順位 サービス名 シェア 1 Pardot 20.93% 2 BowNow 13.51% 3 Marketo 12.64% 4 List Finder 11.21% 5 HubSpot 6.74% 6 Oracle Eloqua 5.62% 7 SATORI 4.52% 8 Demandbase 4.24% 9 Kairos3 4.03% 10 SHANON MARKETING PLATFORM 3.06% ※1:DataSign「Webサービス調査レポート 2019.3」 国内導入数トップ10のMAツールの特長/料金を比較! 本項では、上述した調査において国内シェアの高かったMAツールの特長や料金を上位から順に紹介していきます。 ※2:本コラムで紹介している各MAツールの機能/料金(いずれも税抜表記)などの情報は2020年2月現在でそれぞれのサービスページに掲載されている情報に基づきます。最新の情報は各MAツールのサービスページをご確認ください。 1.株式会社セールスフォース・ドットコムの「Pardot」 Pardot(パードット)については、下記のコラムでも詳しく解説しています。 あわせてご一読ください。 Pardot(パードット)とは?〜特長・機能・価格を解説!〜【2020最新】 「Pardot(パードット) 」 は、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供しているMAツールです。 「Pardot」の特長として、同社のSFAツールである 「Salesforce」 とスムーズに連携できる点を挙げることができます。 実際、「Salesforce」ユーザーが新たにMAツールを導入する場合には、「Pardot」を選択するケースが目立ちます。 また、 トラッキングクッキーの保有期間が最長で10年 と長いことも特長の1つです。 特に導入までの検討期間が長いBtoB商材を提供している企業に向いているMAツールと言えるでしょう。 そのほか、「Pardot」は一般的なスコアリング機能のほかに 「グレーディング」 と呼ばれる機能を搭載しています。 これは、役職や会社の規模といった属性にもとづいて、それぞれの見込み客のグレードを判定する機能です。 この機能を活用することで、その見込み客が自社のペルソナとどれだけマッチしているのか、具体的なスコアとして判定することが可能になります。 価格(月額) 15万円〜 2.Mtame株式会社の「BowNow」 「BowNow(バウナウ) 」 は、Mtame株式会社が提供しているMAツールです。 「BowNow」は、MAツールを導入する企業が抱えがちな「設定が難しく、うまく使いこなせない」といった悩みを解消するため、 営業部門もマーケティング部門も使いやすいようシンプルに設計 されています。 「BowNow」の特長的な機能の1つが、3,500社の実績で培ったノウハウをテンプレート化した 「ABMテンプレート機能」(※3) です。 この機能は、見込み客のステータス分類や営業担当者へのアラートメールを、スコアリングやシナリオの設計不要ですぐに使い始めることができるというものです。 時間のかかるスコアリングやシナリオの設計を省略できるため、導入・運用コストが抑えられます。 ※3:Account Based Marketing(アカウントベースドマーケティング)の略 価格(月額) 0円〜 3.アドビ システムズ 株式会社の「Marketo」 「Marketo(マルケト) 」 は、アドビ システムズ 株式会社が提供しているMAツールです。 もともとはマルケト社の製品として展開されていましたが、アドビ システムズ 株式会社がマルケト社を買収・統合したことで2020年現在では統合型クラウドソリューション 「Adobe Experience Cloud」 の機能のひとつとなっています。 「Marketo」の特徴として、700以上のパートナー製品と連携できることが挙げられます。 マーケティングチャネルにおける顧客の行動データをオンライン・オフライン問わず収集しつつシナリオやスコアリングを設計して、長期的なマーケティング施策に落とし込むところまでワンプラットフォームで実現することができます。 なかでも見込み客・ナーチャリングに強みを持つ「Marketo」は、 「プレディレクティブコンテンツ」 と呼ばれる機能を搭載。顧客が求めるコンテンツが自動でリコメンドされるため、一人ひとりに合った情報を効率的に提供することができます。 価格 データベースサイズにより変動のため、サイト上では非公開 4.株式会社Innovation & Co.の「List Finder」 「List Finder(リストファインダー) 」 は、株式会社Innovation & Co.が提供しているBtoBマーケティングに特化したMAツールです。 「初めてにちょうどいいMAツール」 を謳っており、シンプルかつ直感的に操作できる機能性と、月額3万円台〜というリーズナブルな価格設定が特徴です。 「List Finder」はもともと営業リストを管理するためのツールとして提供されはじめた経緯から、 見込み客の情報を集約・整理する機能 に強みを持っています。 たとえば 「名刺データ化代行」サービス では、社内に保管されている紙の名刺を株式会社Innovation & Co.に預けるだけで、数日後に「List Finder」にデータが保管され、活用できるようになります。 また、MAツールを活用したメール配信施策を展開する際に必要となるコンテンツ制作をサポートしたり、MAツールを運用しながらサイト改善を進めたりといった運用支援サービスも用意されています。 価格(月額) 3万9800円〜 5.HubSpot Japan株式会社の「HubSpot」 HubSpotについては、無料で利用可能な「HubSpot CRM」を中心に下記のコラムでも詳しく解説しています。 あわせてご一読ください。 無料で使えるMAツール「HubSpot(ハブスポット)」の 機能や使い方を解説! 「HubSpot(ハブスポット) 」 は、 HubSpot Japan株式会社が提供しているBtoBマーケティングプラットフォームです。 無料でも利用できる 「HubSpot CRM」 を中心として、 「Marketing Hub」、「Sales Hub」、「Service Hub」 といったソフトウェアが統合されています。 このうち、MAツールとしての機能は「Marketing Hub」に備わっており、 SFA/CRM機能を同一プラットフォームで活用できる ため、シームレスに施策を展開してくことができます。 「売上が5億ドル程度まで」「オウンドメディアを活用してインバウンドマーケティングを積極的に行う」中小企業をターゲットとしており、 マーケティング部門のリソースが少ない場合でも運用できるようにシンプルなインターフェイスを採用 しています。 そのほか、既存のウェブサイトのSEO、CTA、競合分析などを評価して見込み客を増やすアドバイスがもらえる、無料の「ウェブサイト分析」サービスも提供しています。 価格(Marketing Hub月額) 0円〜 6.日本オラクル株式会社の「Oracle Eloqua」 「Oracle Eloqua(オラクル エロクア) 」は、日本オラクル株式会社が提供しているBtoB特化型のMAツールです。 この製品の特長として、他のMAツールと比較して大量の見込み客データを取り扱うことができる点が挙げられます。 MAツールのなかには取り扱うことのできるデータ量に制限のあるものも少なくありません。こうしたMAツールの場合、容量の逼迫を防ぐため、定期的にデータを管理・更新する必要があります。 その点「Oracle Eloqua」は、ほぼ無制限に見込み客データを取り込むことができるうえ、そのデータを精緻にセグメントすることができます。 また、MAツールの管理者による権限管理がきめ細かくできる点も特徴で、各担当者が「どの情報にどこまでアクセスできるのか」といった設定が可能です。 このような特徴から「Oracle Eloqua」は、営業・マーケティングに携わる人数の多い大企業に向いているMAツールと言えるでしょう。 なお、日本オラクル株式会社では、BtoCマーケティング向けのMAツールとして「Oracle Responsys」という製品も提供しています。 価格 サイト上では非公開 7.SATORI株式会社の「SATORI」 SATORI(サトリ)については、下記のコラムでも詳しく解説しています。 あわせてご一読ください。 SATORI(サトリ)とは?〜匿名リードへのアプローチに強みを持つMAツールの機能・価格などを解説〜 「SATORI(サトリ) 」は、SATORI株式会社が提供している国産のMAツールです。 マーケティングオートメーションという概念はアメリカ発祥のため、日本で利用できるMAツールの多くはアメリカのベンダーにより開発されたものです。一方、そうしたMAツールのなかには開発現地に最適化して開発されたものも少なくありません。そのため、日本では「使いにくい」と感じるケースもあります。 その点、国産MAツールの「SATORI」は日本に最適化された設計のため、使いやすさや操作の明瞭さが魅力です。また、カスタマーサポートも手厚く、導入時・運用中に発生した不明点もスピーディなやり取りで解消できます。 機能面では「アンノウンマーケティング機能」が特徴の1つです。資料請求や問い合わせに至っていない匿名見込み客についてもポップアップやプッシュ通知で適切なコンテンツに誘導する「匿名ナーチャリング」が可能です。 価格(月額) 10万円〜 8.米Demandbase社の「Demandbase」 「Demandbase(デマンドベース)」は、米Demandbase社が提供しているABMツールです。 ABMとは「Account Based Marketing(アカウント・ベースド・マーケティング)」の略称で、明確にターゲット企業を選定した上で、その顧客にパーソナライズした施策を展開していくマーケティング手法を指します。 MAツールをはじめSFAやCRMなどのツールが実用化されたことで、見込み客一人ひとりに合わせたマーケティングが可能となったことで、ABMは改めて注目されるようになりました。 そして、ABMに特化したツールが「Demandbase」です。一般的なMAツールが持つ機能に加えて、特定の企業に限定して広告配信ができるなどの特徴があります。 価格 サイト上では非公開(日本法人なし) 9.カイロスマーケティング株式会社の「Kairos3」 「Kairos3(カイロス3)」は、カイロスマーケティング株式会社が提供している国産MAツールです。 「お客さまファースト」を謳っており、シンプルなUIかつ画面上に常時「操作ガイド」が表示されるため、誰にでも操作・設定しやすいことが特徴です。そのため、新たに導入する場合でもMAツール運用のトレーニングコストを抑えることができます。 また、国産MAとしてカスタマーサポートも日本人スタッフによる即日対応のため、運用中の不明点もすぐに解消することができるなど、いわゆる「ひとりマーケター」でも運用しやすい環境が整っています。 「最低契約期間は1年間」というMAツールも多い中、「Kairos3」の最低契約期間は6ヶ月となっており、さらに月額5,000円からというリーズナブルな価格設定なことから、MAツールを初めて導入する企業でのスモールスタートに向いているMAツールと言えるでしょう。 価格(月額) 5000円〜 10.株式会社シャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」 「SHANON MARKETING PLATFORM(シャノン マーケティングプラットフォーム)」は、株式会社シャノンが提供している国産MAツールです。 「SHANON MARKETING PLATFORM」の特徴として、イベントやセミナー、展示会といったリアルマーケティングを意識した設計が挙げられます。 具体的には、イベントやセミナーの来場履歴、名刺交換履歴や電話履歴などをまとめて個人情報に紐づけ、対面での接点履歴をまとめてデータベース化して一元管理することができます。 この他、イベントの「自動締切機能」やセミナーの「受講票自動生成機能」、来場者への「お礼メール機能」など、施策を行う上で、業務を効率化するための機能を豊富に搭載しています。 さらに、イベント運営の事務局代行サービスも用意されていることから、リアルマーケティング施策を積極的に展開していきたい企業は必見のMAツールと言えます。 価格(月額) 2万5000円〜 まずは1ヶ月間だけMAツールを使い倒してみませんか? このように今日では非常に多くのMAツールが登場しています。 そして、実際にMAツールを導入・運用する場合、 年間数百万円程度のコストが発生するのが一般的 です。 そのため、 「実際に使ってみないと、自社にとってそれだけのコストを払う価値があるのかわからない」 と感じている方も多いのではないでしょうか? こうした課題を解消するために、2週間〜1ヶ月ほどのトライアル期間を設定しているMAツールもあります。 一方で、MAツールのなかには初期設定やシナリオ設計が難しいものも少なくありません。 そのため、 トライアルの短い期間で設定・設計を済ませ、さらに適切に運用していくことは非常に難しい と言わざるを得ません。 そこでリードレでは、 MAツールのトライアル期間中、使い方はもちろんシナリオ設計までトータルでバックアップして導入効果を検証可能な「MAツール効果検証プラン」 をご用意しています。 下記からぜひお気軽にお問い合わせください。
2020-03-26