2020-09-10
ウェビナー
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ウェビナー開催で不可欠な9種類の機材〜パソコンだけあればOK?〜
「とりあえずパソコンがあれば、ウェビナーを開催できるの?」
「ウェビナーのクオリティを高めるには、どんな機材が必要?」
このような疑問をお持ちの方のために、本コラムではウェビナー開催で不可欠な9種類の機材を紹介していきます。
ウェビナー開催で不可欠な9種類の機材
1:パソコン
ウェビナー開催にあたって、パソコンは最も重要な機材です。
ウェビナーは、後述するウェビナーツールを使用して開催するのが一般的です。
そして、ウェビナーツールの多くは最新バージョンのOSへの対応を基本としています。
そのため、最新バージョンのOSを搭載したパソコンを用意しておくのが無難です。
闇雲にハイスペックなパソコンを用意する必要はありませんが、ウェビナーツール、PowerPointなどの資料、ウェブブラウザなどを同時に立ち上げると処理速度が大きく低下するようなパソコンはスムーズなウェビナー進行の妨げになるので避けましょう。
また、ウェビナーツールの搭載している機能や別のツールを使用して録画する場合には、よりスペックの高いパソコンを探すのが無難です。
使用するツールによっては、ウェビナー中に録画を行うと、CPUの占有率が高まって処理速度が低下する可能性があるからです。
2:予備パソコン
「ウェビナー開始直前に再起動したら、アップデートが始まってしまった…」
「突然故障が発生し、起動できなくなってしまった…」
ウェビナー当日に、このような不測の事態が発生することもあります。
そのため、予備のパソコンを用意しておくようにしましょう。
予備のパソコンは、メインのパソコンと同じようにウェビナー ツールをインストール、セットアップした上で、不測の事態が発生した際に速やかに主催者側のアカウントでウェビナールームに入室できるように準備をしておく必要があります。
3:予備のネットワーク回線
多くの方は、オフィスや自宅の固定回線を利用してウェビナーを配信するでしょう。
一方でパソコン本体と同様に、ネットワークについてもトラブルが発生する可能性があります。
そのため、予備のネットワーク回線を準備しておく必要があります。
具体的にはモバイルWi-Fiルーターです。
別途ルーター本体を購入する必要はあるものの、データ通信のみであれば月額数百円程度で利用できるので検討の余地があるでしょう。
あるいは、スマートフォンのテザリング機能を予備のネットワーク回線として利用するという手もあります。
4:ウェビナーツール
数名程度の参加者とともに双方向でコミュニケーションを図りながら進めるようなウェビナーであれば、ウェブ会議ツールでも開催することができます。
一方で、一定以上の参加者を集めて主催者側からの一方向のコミュニケーションを基本に進めるようなウェビナーであれば、専用のウェビナーツールを使用するのが一般的です。
ウェビナーツールには、参加者のマイク/カメラの自動OFF、主催者側アカウントでの参加者数のリアルタイム表示など、ウェビナー利用に特化した様々な機能が搭載されているからです。
とはいえ、一口にウェビナーツールといっても下記のコラムで紹介しているようにすでに数多くの製品が存在しています。
【2024年最新】今選ぶべきウェビナーツール(システム)10選
これらの中から、主に下記の観点で適切なウェビナーツールを選びましょう。
- 価格(初期費用、月額費用、オプション費用)
- 機能(録画機能、チャット機能、画面共有機能の有無など)
- 使用するパソコンのOSに対応していること
- インストール、セットアップなどに関するサポートの有無及びサポート窓口の種類(電話、チャット、メールなど)
5:サブディスプレイ
ウェビナー開催中は、ウェビナーツール、PowerPoint、PDF資料、ウェブブラウザなど、パソコン上で複数のシステムを同時に立ち上げます。
その結果、一画面のみだと表示させる画面を切り替える手間がかかってしまい、スムーズなウェビナー進行が難しくなってしまいます。
そのため、サブディスプレイを用意することをおすすめします。
サブディスプレイがあれば、「パソコン本体の画面にはウェビナーツールだけを表示させて、サブディスプレイに各種資料を表示させておく」といった形にすることで複数のシステムを画面上で手間なく切り替えることができるようになります。
6:マイク内蔵型イヤフォン/ヘッドセット
最近では、数千円程度で購入可能なマイク内蔵型のイヤフォン/ヘッドセットが数多く販売されています。
マイクとイヤフォンを別々に購入するよりもコストを抑えられる上に、当日準備すべき機材の数を減らせるのでおすすめです。
一方で、最近ではBluetooth接続するマイク内蔵型イヤフォン/ヘッドセットのユーザーが多くなっています。
ただ、製品にもよりますが無線による接続になるので一定程度の遅延が発生してしまいます。
また、他の無線機器との干渉によって音質が低下してしまうこともあります。
そのため、より安全にウェビナーを進行するという観点では有線のマイク内蔵型イヤフォン/ヘッドセットを使用するのが無難です。
7:ウェブカメラ
多くのパソコンはウェブカメラを内蔵しています。
社内のウェブミーティングであれば、内蔵カメラを使用する形で問題ないでしょう。
しかし、ウェビナーを開催する場合には外付けのウェブカメラの使用をおすすめします。
多くの場合に、カメラはパソコンのディスプレイの最上部に埋め込まれています。
そのため、ディスプレイの角度を変えるとカメラの位置も一緒に変わってしまいます。
その結果、カメラの画角を柔軟に調整することが難しく、自分の見やすい位置にディスプレイの角度を合わせると顔が暗く映ってしまったり、逆光になってしまったりということがよくあるからです。
8:照明
据付の室内照明だけでは、顔が暗く映ってしまうということが珍しくありません。
せっかく手の込んだ資料を用意しても、登壇者の顔が暗く映ってしまっているようではウェビナーのクオリティが落ちてしまいます。
ウェビナー中に登壇者の顔が明るく鮮明に映るように、照明を用意しましょう。
といっても、大掛かりな照明機材を準備する必要はありません。
市販の卓上照明を購入して、ウェビナー中に登壇者の顔を照らすようにするだけでも、室内照明だけを利用する場合に比べて鮮明に表情が映るようになります。
ただし、強い光度の照明を直接顔に当てると目に良くありませんので、角度や照らし方の工夫が必要です。
9:パーテーション
オフィスの会議室などから開催する場合はもちろん、特に自宅から開催する場合には背景に注意する必要があります。
芸能人のポスター、ハンガーにかかった洋服、趣味のギターなど、生活感があるものが映り込んでしまうとビジネス感、プロフェッショナル感が薄れてしまいます。
そのため、必要に応じてパーテーションを設置して生活感のある背景が映り込まないように工夫しましょう。
あるいは、Zoomをはじめとして合成背景を設定できるウェビナー ツールを利用するのも選択肢のひとつです。
せっかくセミナーを実施しても、受注が増えなければ本末転倒…
今回は、ウェビナーの開催で不可欠な9種類の機材を紹介しました。
これらの機材を揃えることで、スムーズでクオリティの高いウェビナーを開催できます。
一方、ウェビナーをスムーズに開催したとしても、その後の受注につながらなければ本末転倒です。ウェビナーを受注につなげるためには、参加者(見込み客)へのアプローチを継続して商談を獲得することが重要です。こうした取り組みには、ホワイトペーパーを中心としたコンテンツが欠かせません。
例えば、ウェビナー開催後には、参加者にメールで資料ダウンロードを促すことが有効です。一方で、ウェビナーを開催している企業の中には「当日使用したプレゼン資料」をそのままダウンロード資料として活用しているケースが少なくありません。
プレゼン資料は、説明する内容を視覚的に補足するために作られていることがほとんどです。そのため、参加した担当者が後から内容を振り返ることはできても、参加していなかった方がプレゼン資料から当日の内容を十分に理解することは難しいでしょう。このことから、決裁者がウェビナーに不参加の場合、プレゼン資料によって自社の特長やメリットをアピールする機会を失っている可能性があります。
こうした課題を解消するためには、ウェビナーの内容をまとめ、説明や補足がなくとも完結するようなホワイトペーパーをダウンロード資料として設置することが有効です。
リードレは、BtoB専門のコンテンツマーケティング会社として、このようなホワイトペーパーの制作をはじめ、これまでに数多くの企業様のリードジェネレーションとリードナーチャリングをご支援してきました。
その中には、Chatwork様やSATORI様といったマーケティング先進企業が多数含まれています。
ウェビナーにまつわる課題をお持ちの方は、ぜひリードレまでお問い合わせください。