2020-08-24
ウェビナー
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ウェビナー(Webinar)の配信で絶対にやってはいけない3つのこと【2024最新】
このところ、ウェビナー配信に関するメルマガを受け取る機会が増えたという方が多いのでは?
実際、新型コロナウイルスの感染拡大によってオフラインでのイベント開催が難しくなったことで多くの企業が新規リードの獲得や既存リードの育成を目的にウェビナーを配信しています。
本コラムをお読みの皆さんも、ウェビナー開催を検討している、あるいはすでに開催したことがあるという方がいらっしゃるでしょう。
一方で、実際にウェビナーを開催する場合にはいくつか注意すべき点があります。
そこで本コラムでは、ウェビナー配信で絶対にやってはいけない3つのことを解説していきます。
また、ウェビナーの配信で活用できるツールを紹介していきます。
ウェビナーの配信で絶対にやってはいけない3つのこと
1:主催者側がひとりで一方的に話し続ける
ウェビナーについて、「これまでオフラインで行っていたセミナーを、ウェブ上で行うもの」というイメージを持っている方がほとんどでしょう。
確かにウェビナーは、従来のオフラインでのセミナーと同様に主催者側からの一方向での講義形式で実施するのが一般的です。
しかし、使用するツールや参加人数にもよりますが、従来型のセミナーとは異なりウェビナーの実施中には主催者は参加者の姿を見ることができません。
つまり、参加者の反応がわからないままウェビナーを進行しなければならないということです。
そして、ファベルカンパニー(※1)が実施した調査を見るとウェビナー参加者の約60%は「他業務をしながら流し見している」と回答しています。
このような調査結果を踏まえると、従来型のセミナーでよくあるように主催者が一方的に話す講義形式では、参加者は飽きてしまい途中離脱してしまう可能性が高いと言えます。
そのため、特に30分を超えるようなウェビナーの場合には主催者が一方的に話す講義形式は避けましょう。
そのかわりに、次のような参加者を飽きさせない工夫をすることが重要です。
- 開催時間を短くする
- パネルディスカッション形式にする
- 参加型による双方向でのコミュニケーションを取り入れる
2:商材紹介をメインにする
新規リードの獲得や既存リードの育成を目的としたウェビナーは、業界動向や業務で役立つノウハウ・情報をテーマとした下記のような内容で実施するのが一般的です。
また、入り口としてこのようなテーマを設定しつつ、最終盤では自社商材を紹介して自社あるいは自社商材の認知向上や導入への後押しを行う必要があります。
とはいえ、自社商材の紹介をメインにウェビナーを進行するのは避ける必要があります。
前述したようなテーマを目にして業界動向やノウハウ・情報を手に入れることを期待してウェビナーに申し込んだ参加者との間に大きなギャップが生まれてしまうからです。
そのような状況は、当然ウェビナー開始後の途中離脱や自社や自社商材に対するイメージの低下につながってしまいます。
そのため、ウェビナーを配信する場合にはあくまでも業界動向やノウハウ・情報の提供に時間を割く必要があります。
その上で、自社商材の紹介は冒頭や最終盤に数分程度で簡単に行うようにしましょう。
※2:顕在層の刈り取りを目的に募集段階から自社商材の紹介がメインであることを謳っている場合や、既存顧客向けのハンズオン形式のウェビナーなどの場合にはこの限りではありません
3:所要時間が1時間を超える
「なんとかうちの商材に興味を持ってもらおう」と思うと、あれもこれもと詰め込んだ長時間のウェビナーを配信してしまいがち…。
しかし、その途中で大半の人が興味を失ってしまうようでは本末転倒です。
一説によると、人間の集中力は15分周期でアップダウンを繰り返し、集中力を維持できるのは概ね45分、最長でも90分だと言われています。
ただ、前述したように残念ながらウェビナー参加者の多くは”ならが見”をしています。
そのため、そもそもの集中度合いが低いことを考えると45分を超えるようなウェビナーを行っても途中で集中力が切れてしまう可能性が高いです。
また、そもそも45分以上実施できるウェビナーであれば、テーマを分割して1回30分として2回配信した方がコンバージョンポイント(ウェビナーへの申込)を増やすことができるので新規リードの獲得という面でも効果的です。
以上を踏まえると、1回あたりに配信するウェビナーの所要時間は45分以内にするのが適切だと言えます。
あるいは、最初に集中力の波がやってくる15分間で完結するウェビナーを開催するのも効果的です。
実際に弊社でも、15分完結のランチタイムウェビナーを積極的に開催しています。
ウェビナー配信にあたってのツール選びのコツ
ウェビナー配信にあたっては、ツール選びも非常に重要です。
ウェビナー配信で利用するツールは、大きく2種類に分けることができます。
ウェビナーツール
- 基本的には主催者側からの一方向でのコミュニケーションを前提とした設計
- 最近ではチャットや、参加者からの一時的な発言許可(マイクON)といった機能で双方向での配信を想定したものもある
ウェブ会議ツール
- 複数人での双方向によるコミュニケーションを前提とした設計
- 誰でも発言可能であり、カメラをONにした状態であれば互いの顔を見ることも可能
- 参加者の匿名性を担保するという観点からはウェビナー配信にはあまり適さない
ウェビナー配信で使える代表的なツールとは?
そして、すでにウェビナー配信で利用することができる様々なウェビナーツールが存在しています。
その1:Zoomウェビナー
- ウェブ会議ツールとして有名なZoomのウェビナー機能が、Zoomウェビナー
- ウェブ会議用のZoomミーティングとは異なり、Zoomウェビナーでは主催者と特定のパネリストだけがカメラON/OFFや音声での通話、画面共有の操作などを実行可能
- 質疑応答を受け付けて双方向でのコミュニケーションを図ることもできる
【製品サイト】
https://zoom.us/jp-jp/webinar.html
その2:V-CUBE セミナー
- 全世界最大10,000拠点(台)と同時接続してウェビナーをライブ配信することが可能
- 高音質、高画質である一方、参加者側は、専用ソフトをインストールすることなくウェブブラウザから視聴できるという手軽さも魅力
- ブイキューブが保有している専用スタジオを利用したり、専門スタッフによるサポートを受けることも可能
【製品サイト】
https://jp.vcube.com/service/seminar
その3:Microsoft Teams
- ウェブ会議ツールであるMicrosoft Temasは、ライブイベントという機能でウェビナーツールとして利用することも可能
- 最大10,000人に配信することができる
【製品サイト】
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-teams/group-chat-software
その4:Cocripo
- ブラウザベースのウェビナーツールであり、主催者と参加者がともに専用ソフトをインストールすることなく、Google Chrome上で利用可能
- 3名まで通話できる無料のフリープラン有
- 国産ツールということもあり、サポートが充実
【製品サイト】
https://promote.cocripo.co.jp/
その5:meet in
- ウェブブラウザベースで利用することができるウェブ会議・商談ツール
- ウェビナー機能を備えているため、ウェビナーツールとして利用することも可能
- チャットを送受信したり、主催者が任意に選択した参加者に対して一時的に発言を許可したりして双方向でのコミュニケーションが可能
- 申込ページを作成したり、当日アクセスするためのURLを記載した通知メールをシステム上から自動配信したりできる
【製品サイト】
https://meet-in.jp/
今回取り上げた5つのツールの他、合計10個のウェビナーツールの特長や価格についてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
ぜひご一読ください。
【2024年最新】今選ぶべきウェビナーツール(システム)10選
ウェビナー配信後のナーチャリングに不可欠なコンテンツ制作はリードレにお任せ!
今回解説したように、ウェビナー配信ではいくつか注意すべき点があります。
そして、こちらのコラムで詳しく解説しているようにウェビナーの配信にあたっては集客が重要になります。
ウェビナー集客の代表的な方法、成功へのポイント【2024年最新】
また、ウェビナー配信後は参加者(見込み客)へのアプローチを継続して商談獲得、受注につなげていくことが重要です。こうした取り組みには、ホワイトペーパーを中心としたコンテンツが欠かせません。
例えば、ウェビナー開催後には、参加者にメールで資料ダウンロードを促すことが有効です。一方で、ウェビナーを開催している企業の中には「当日使用したプレゼン資料」をそのままダウンロード資料として活用しているケースが少なくありません。
プレゼン資料は、説明する内容を視覚的に補足するために作られていることがほとんどです。そのため、参加した担当者が後から内容を振り返ることはできても、参加していなかった方がプレゼン資料から当日の内容を十分に理解することは難しいでしょう。このことから、決裁者がウェビナーに不参加の場合、プレゼン資料によって自社の特長やメリットをアピールする機会を失っている可能性があります。
こうした課題を解消するためには、ウェビナーの内容をまとめ、説明や補足がなくとも完結するようなホワイトペーパーをダウンロード資料として設置することが有効です。
リードレはBtoB専門のコンテンツマーケティング会社としてこれまでに数多くの企業様のリード・ジェネレーションとリード・ナーチャリングをご支援してきました。
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