2019-06-10
ブログ
自社サイトがGoogleのモバイルファーストインデックスの対象外! そんなときにウェブ担当者が見ておくポイントとは
Googleが2016年11月からアナウンスを行っている、モバイルファーストインデックス。
そんなモバイルファーストインデックス、2019年7月1日以降に初めてクローリングされたサイトでは、デフォルトで適用されるという発表が先日ありました。
参考URL:Mobile-First Indexing by default for new domains
このようにGoogleがモバイルファーストインデックスを推し進めている状況ですが、自社のサイトがモバイルファーストインデックスを適用されているかご存知ですか?
そこで、今回はモバイルファーストインデックスが適用されているかチェックする方法をご紹介します。
モバイルファーストインデックスが適用されているか確認する方法
モバイルファーストインデックスが適用されているかどうか。
それはどのクローラ(ウェブサイトの情報を集めるためのGoogleのロボット)がアクセスしてきているかで分かります。
まずは自社サイトを登録している、サーチコンソールを開いてください。
開くと一番上の黒い部分に窓があります。こちらにチェックしたいURLを入れてEnterを押してください。
すると下記のような表示が出てきます。
この中の「ユーザーエージェント」が「スマートフォン用 Googlebot」となっていたら、モバイルファーストインデックスの対象サイトとなっています。
画像のように「パソコン用 Googlebot」となっている場合は、まだモバイルファーストインデックスの対象となっていません。
自社サイトがモバイルファーストインデックスの対象になっていない場合
では、自社のサイトがモバイルファーストインデックスの対象となっていない場合にはどんな対応が必要なのでしょうか?
自社サイトがレスポンシブデザインの場合
自社サイトがレスポンシブデザインで、PCサイトとモバイルサイトで同一URLを使用している場合は、特に対応すべき事項はありません。
自社のPCサイトとモバイルサイトが別のURLの場合
よく見かける例としては、URLを下記のように設定している場合です。
PCサイト:http://hogehoge.com/
モバイルサイト:http://m.hogehoge.com/
この場合は下記対応が必要となります。
PCページとモバイルページの内容を同一のものにする
スマホページはGoogleの評価の対象になっていないからと、掲載する内容が省略されているページが以前はよくありました。
しかし、モバイルファーストインデックスではスマホページこそが評価の対象となります。
もし、PCページにあってスマホページにない内容がありましたら、追加しましょう。
canonicalとalternateを設定する
別URLのPCページとモバイルページが同一のものであると知ってもらうために、必要なタグを設定しましょう。
今回例で上げているURLであれば、下記のように設定してください。
<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://m.hogehoge.com/">
モバイルサイト:http://m.hogehoge.com/
<link rel="canonical" href="http://hogehoge.com/">
これにより、 m.hogehoge.com は hogehoge.com のモバイルページだというように認識してもらえます。
両URLをサーチコンソールに登録する
サーチコンソールは、ドメイン単位での登録もできるようになりました。
もし、URL単位でサーチコンソールを登録されているのであれば、PCサイトとモバイルサイトの両方を同じサーチコンソールに入れてください。
今後モバイルファーストインデックスに切り替わった際は、PCサイトで見られていたデータが、モバイルサイトでしか見れなくなることも考えられるためです。
まとめ
以上、モバイルファーストインデックスが適用されているか調べる方法と、対処法をまとめました。
自社サイトが今現在モバイルファーストインデックスの対象になっていないからといって悲観する必要はありません。
必要な対処を行っていれば、Googleが随時移行を行ってくれます。
まずは必要な対応が取れているか確認を行いましょう。